【内容】
現代のアポカリプス 絶えなく湧き上がる吃音の烙きごてに喉を塞がれ
解読不能の語の刺青(シヌイェ)が口唇に浮かぶ
くぐるぐるぶる せめぎのぐ音の苦界に焙られて
氷雪の大地を這う それが鬼火の正体だった (「冬の鬼火」)
歴史が隠蔽し続けてきた暴力の、加害と被害のメビウス的連鎖をいまここに告発する。
屯田兵の末裔という加害者でありながら、一方でジェンダー的抑圧の被害者という二重性を引き受け、それらの狭間を往還しつつ、人類の暴力の歴史とその本性の暗部をえぐり出す。
加害したのは誰なのか?
北のトポスから人類の罪科を問う渾身のサーガ。
カバー・扉「屯田兵手牒」
写真=著者
【著者について】
林 美脉子(はやし みおこ)
1942年、北海道滝川市生まれ。
1974年詩集『宙年詩集『撃つ夏』(創映出版)
1982年第八回ケネス・レクスロス詩賞受賞
2011年『宙音』(書肆山田、第四十五回北海道新聞文学賞詩部門本賞受賞)
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者 : 林美脉子
出版社 : 思潮社 (2021/9/8)
頁数 : 96ページ
判型 : A5判変型上製
サイズ : 21.6 x 14 × 1.1cm
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