【ミステリー食事学 (ちくま文庫)】日影丈吉 (著)

型番 cbbs407
販売価格 990円(内税)
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【内容】
ミステリファン垂涎の古今東西“グルメ”随筆
「名探偵も大悪漢も、一週間も物を食わなかったら、
追いつ追われつどころじゃない――(本文より)」
異色の名著、堂々復刻!  解説 新保博久

昭和24年に江戸川乱歩を唸らせデビューした小説家・日影丈吉のもう一つの顔は、名だたる有名ホテルの料理人たちに仏語を教えた料理研究家であった。伝説の毒薬から悪食珍味に絶品フレンチ、メグレやホームズ、クイーンら名探偵が口にしたはずの各国の味の裏側まで、世界の「食」と「謎」をたっぷりと語る。グルメ文化史としての魅力も輝く名エッセイ、待望の復刊。
解説 新保博久


【目次】

機―性と犯罪 
女と毒薬 
飲食と推理小説/伝説の毒薬/シーザーと毒茸/毒の飲ませ方/ルイ王朝の毒

凶器としての食品 
毒蛇考/天意の毒/ハムの名はハム/料理場の凶器

料理残虐考 
殺人と食欲/人食いと豚食い/ババ食ったジジイ/人間、この罪ふかいもの/卓上の虐殺/残酷の感度/もう残酷どころじゃない


供|棒と料理 
男の味蕾 
303は盗みの番号/君子と料理/卵料理の話

男のする話 
夏の蝉/スープの語学/ソースのおはなし/ソース戦争/いとしナポリ/樽

料理哲学 
コーコツの人/私の衛生学/粥のすすめ/洋食器のすすめ/楊枝くわえた紋次郎が……

狩猟の歴史 
狩猟は伝統的スポーツ/目黒のさんま/勘平は猪射ちの先駆者/闘牛のはじまり/猪は王の獲物/しゃれた野じめ物

スパイの周囲 
テロも国際的/スパイ小説の本場/スパイの生態/アラブとユダヤの料理/シシュ・ケバブ

人類は餓死寸前 
杞人の憂い/二十一世紀のミスタ・ヨコイ/SFとアポロ計画/一一〇番は電話だけじゃない

性と食欲 
リクルグスの立法/外食とストリップ/ポルノ映画論/大きな流れの中から

植物も恋愛する 
乱歩氏の恋愛否定論/恋愛は推理小説にも可能/浮気な植物

美人郷の不美人 
美食と美女と/古典美人/村の娼婦たち

■ここらでお茶を…… 
喫茶風俗 
歴史の古い紅茶と緑茶/コーヒーの歴史は六〇〇年/的中しなかった才女の予言/一本が六年で二〇〇本に/アメリカ生まれのココア/パリで氷菓子が大流行

デザートの話──ある講演会の記録から 
デザートいまとむかし/デザートはみな兄弟

掘,悗鵑平品考 
食べない食べ物 
正月の餅/ファンテージーを食べる/説明のヒント

おめでたい食べ物 
日本人はケチか/なつかしき哉、お年玉/お雑煮と餃子/ギリシアの供餅

血液幻想 
死後の食べ物/あの世も食えない/死者のいかもの食い/吸血鬼伝説

悪魔の饗宴 
わるい奴ほど、よく食うか/脳味噌のフライ/悪魔の身許調査/サバトは造反か?

まぼろしの食べ物 
まぼろし・謎の種類と条件/肉芝とマンナ/まぼろしよ、もう一度

検.潺好謄蝓蕊土記 
推理小説の本場 
番号を打った鴨/イギリスの推理小説/イギリス料理/プラム・プディング/ウエールス風のトースト

料理技術の本場 
フォア・グラ/キッシュ・ロレーヌ/フランスの推理小説/シムノンとブィヤベース/メグレ夫人の家庭料理/愛の井戸

ポラールは風変りか?──フランス推理小説の特性と現状 
複雑きわまる黎明期の事情/ルルー、ルブランの時代/シムノンの出現から現在まで

赤と白 
料理の基調色/イギリス作家のガリア趣味/フランス探小書誌学/緋色の研究

アメリカ・アメリカ 
アメリカの創世記/とうもろこしの効用/さつまいものスーフレ/スイート・ポテト・スーフレ/アメリカ料理とは/欧化時代の名探偵/ボストン・スタイル・フィッシュ・チャウダー

后.潺好謄蝓爾竜╂瓠
炉辺の名探偵 
思い出の炭火/炉と煙突/神の火と悪魔の火

庶民性の問題 
恐怖は外からくる/閉鎖と開放/まぼろしの夜景/庶民性とは……

霊魂よ、どこへ行く 
幽霊株はさがらない/霊魂はゴマンといる/死の連繋/人の生きるはホルモンのみに拠るにあらず

怪談・東と西 
夏場の怪談/冬の夜ばなし/ガトー・ド・ビュッシュ/クリスマス・ストーリー

食べ物の行きつくところ 
落とし紙の経済学/便器の構造学/便所怪談

単行本版(『味覚幻想』)あとがき 
現代教養文庫版あとがき 

解説 新保博久 

【著者プロフィール】
日影 丈吉(ひかげ・じょうきち):1908年、東京都生まれ。小説家、翻訳家、料理研究家。アテネ・フランセ卒業。フランス語教師および料理研究・指導者等を経験したのち、49年『かむなぎうた』でデビュー。56年「狐の鶏」で日本探偵作家クラブ賞、90年『泥汽車』で泉鏡花文学賞を受賞。代表作に『真赤な子犬』『内部の真実』『応家の人々』『女の家』等、訳書にボアロー、ナルスジャック『死者の中から』、ジョルジュ・シムノン『メグレと老婦人』、ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』『オペラ座の怪人』等多数。91年没。

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著者 : 日影丈吉
出版社 : 筑摩書房 (2024/3/11)
頁数 : 336ページ
判型 :文庫判
サイズ : 14.8 x 10.5 × 1.3cm
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