【鳩沢佐美夫の仕事 第一巻】鳩沢佐美夫(著),木名瀬高嗣(編)

型番 cbbs257
販売価格 2,200円(内税)
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【内容】
思想としての〈人間(アイヌ )〉。作家・鳩沢佐美夫(1935〜71)。
没後50年の節目、いっそう切実に響く多様な文業の全貌を伝える新校訂版、刊行開始」。
「仏と人間」や「休耕」を含む7篇。

【目次】
校訂方針および底本について
証しの空文
戯曲 仏と人間
雪の精
折り鶴
F病院にて
ある老婆たちの幻想 第一話 赤い木の実
休耕
年譜 鳩沢佐美夫の生涯
あとがき

没後50年が経ち、鳩沢佐美夫の名は今やそれを知る人々の間ですら懐古的な響きをもって受け止められるようになった。前世紀の末期から今世紀の初頭にかけて、国際的な先住民族運動などを背景にアイヌは日本政府からアイヌ文化を中心とした新たな立法と施策を「勝ち取って」きた。鳩沢が絞り出すように言葉を紡いだ重苦しい時代はとうの昔に去ってしまったかのような幻惑を覚える。しかし、施策自体や結果としてもたらされた社会的な関心の高まり(と映るもの)に功罪両面があることも次第に明らかとなりつつある。何より、現行の施策を規定する法律が「尊重」すると謳っている「アイヌの人々の誇り」なるものは、その「誇り」の内実を誰がどのように決するのかという重要な反省的回路を欠いたまま、依然として〈他者〉の威光によって鎧われたコトバで弥縫され続けている。そのような軛から脱するためにこそ、あの時代の鳩沢は「文学という普遍性を命題として、われわれは勇気をもって、人間という全体にこの問いかけをしよう」(「対談 アイヌ」)と呼び掛けた。その思想は〈アイヌ〉という文脈にとどまらず、自らのコトバを〈他者〉の手から取り戻さねばならない立場の人々すべてにとって、今もなお輝きを失っていない。
(あとがきより)

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著者 : 鳩沢佐美夫
編者 : 木名瀬高嗣
編集協力 : 岡和田晃
出版社:藤田印刷エクセレントブックス
版型 : 四六判
頁数 : 292ページ
サイズ : 18.7 x 12.8 x 1.5 cm
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*この商品はクリックポスト(200円)で発送可能です。(同サイズ2冊程度は同梱できます)
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