【内容】
『百年の孤独』の世界と交差する傑作。ガルシア=マルケス、最高の短篇集!
大きな翼を持つひどく年取った男、この世でいちばん美しい水死人、無垢な少女エレンディラの数奇な物語……大人のための残酷な童話ともいえる6つの短篇と中篇「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収録。『百年の孤独』ともつながる、コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスの代表的短篇集。改訳し、詳細な解説を付した新版。
解説 木村榮一・松本健二
『百年の孤独』と『族長の秋』というふたつの大作にはさまれて生まれたのが、ここに紹介した『エレンディラ』である。とめどなくエピソードがくり出される壮大なスケールの二編の小説の余滴とも言えるのがこの短編集だが、一方ではこの二作品をつなぎ合わせる性格をも備えている。――木村榮一
ガルシア=マルケス初心者にうってつけの入門書ともいえるのが、本書『エレンディラ』であろう。――松本健二
【目次】
大きな翼のある、ひどく年取った男
失われた時の海
この世でいちばん美しい水死人
愛の彼方の変わることなき死
幽霊船の最後の航海
奇跡の行商人、善人のブラカマン
無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語
訳者あとがき 木村榮一
余談ながら ―― 新版あとがき 木村榮一
解説 松本健二
【著者について】
ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel Garcia Marquez):1927年、コロンビアのカリブ海地域の町アラカタカ生まれ。ボゴタ大学中退後新聞記者となり、ヨーロッパ、ベネズエラなどでジャーナリストとして活動。そのかたわら小説を執筆し、55年に『落葉』を出版。67年発表の『百年の孤独』で世界的に評価される。82年にノーベル文学賞受賞。主な作品に『族長の秋』『コレラの時代の愛』などがある。2014年没。
鼓 直(つづみ・ただし):1930年、韓国・馬山生まれ。法政大学名誉教授。ガルシア=マルケス『百年の孤独』『族長の秋』、ボルヘス『伝奇集』、アレナス『めくるめく世界』など訳書多数。2019年没。
木村 榮一(きむら・えいいち):1943年、大阪市生まれ。神戸市外国語大学名誉教授。ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』『わが悲しき娼婦たちの思い出』、コルタサル『遊戯の終り』、リャマサーレス『黄色い雨』など訳書多数。
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著者 : ガブリエル・ガルシア=マルケス
翻訳 : 鼓 直、木村 榮一
出版社 : 筑摩書房 (2026/7/13)
版型 : 文庫判
ページ数 : 224ページ
サイズ : 14.8 x 10.5 x1cm 120g
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