【内容】
人間は謎の中に産み落とされ、やがて謎をほとんど解くことなく死んで行く――。
その作品すべてにミステリ要素を組み込んだと言われる井上ひさし。なかでも、ミステリ色濃厚な隠れた名品を精選。
浅草のストリップ劇場を舞台に、芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作。そして蔦重も登場、『戯作者銘々伝』中の傑作「唐来参和」ほか、暗号トリック、どんでん返し、時代物、実録物、詐欺師……。
文庫未収録を含む短篇と関連エッセイで味わう、井上ミステリの見本市。文庫オリジナル。
【目次より】
*短篇
「ドラ王女の失踪」
「唐来参和」
「自転車お玉」
「盗む男」
「捨て子」
「あぶらかたぶら泪橋」
「天狗の鼻」
*関連エッセイ(ミステリ作家・作品論)
「一人二役ということについて」
「昭和のホームズ言行録」
「清張文学 魅力のすべて」
【著者について】
井上ひさし
一九三四年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。二〇一〇年四月死去。
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著者 : 井上ひさし
出版社 : 中央公論新社 (2026/1/22)
版型 : 文庫判
頁数 : 336ページ
サイズ : 15.1 x 10.5 x 2cm
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