【内容】
どん底から這い上がり作家への道をつかんだジャック・ロンドン
その暮らしにはいつも、アルコールが傍らにあった
少年時代を送ったサンフランシスコの酒場で、船乗り仲間の避けがたい付き合いで、アザラシ船で向かった小笠原諸島で。
そして北米大陸放浪、ゴールドラッシュと旅は続き――
どれほど労働が苛烈であれ、どこへ旅をしようとも、〈彼〉はいつも傍らにあった。
彼=ジョン・バーリコーンとは、〈大麦から作られた酒〉を擬人化した呼び名。
どん底暮らしから這い上がり、生きていくことがそのまま冒険だった活力横溢の半生において、
作家の血中アルコール濃度は着々と高まり、あやういせめぎ合いはやがて……
小説仕立てで来し方を活写する、己と酒のメモワール。
没後110年/生誕150年を期して文庫化。
【著者について】
ジャック・ロンドン
一八七六年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。一九一六年没。貧しい家計を助けるため、新聞配達、氷の配達、缶詰工場などで収入を得る一方、図書館で本を借りてはむさぼり読む少年時代を過ごした。アザラシ狩り船の乗組員として働いた後、北米大陸を放浪し、アラスカのゴールドラッシュに参加。一九〇〇年短編集『狼の子』が好評を博す。以後小説を続々発表し流行作家の地位を掴む。自身の半生を投影した小説『マーティン・イーデン』、ホーボー時代を回顧する『ザ・ロード―――アメリカ放浪記』など実体験に基づく作品も旺盛に執筆。また遠洋航海のための大型船建造や広大な地所の開拓にも多大な情熱を注ぐが、次第に心身をいため、四十歳で死去。自殺だったとされる。生涯で五十冊以上の著書と二百以上の短編小説を発表。代表作は『白い牙』『野生の呼び声』など。
辻井栄滋
一九四四年京都府生まれ。立命館大学文学部、同大学院卒。八六年から二〇一五年まで同大教授。八五年にジャック・ロンドン・マン・オブ・ザ・イヤー賞(米国ジャック・ロンドン財団主催)受賞、九三年から日本ジャック・ロンドン協会初代会長、後に名誉会長を務めた。二〇一九年没。
***************
著者 : ジャック・ロンドン
翻訳 : 辻井栄滋
出版社 : 中央公論新社 (2026/3/24)
版型 : 文庫判
頁数 : 344ページ
サイズ : 15.1 x 10.5 x 2cm 180g
***************
※こちらの商品は当店最安のクリックポスト(200円)で発送可能です。(24×25×3cm/1kg以内でしたら他商品も同梱可)
※その他にもお買い上げの場合レターパックプラスや佐川急便をお選びください。