1980年〜1989年。
強きアメリカの復権と陰を、映画で検証する。
レーガン大統領が押し進める“マッチョ・アメリカ”と、その反面の経済的凋落。
強さを誇示するほどに、そのほころびが強調されるアンビバレントな世相を映画はどのように描きだしたのか? 文化的には活気みなぎる80年代を10のコラムとカタログ100で検証します。
【コラム・インタビュー・対談一覧】
●大場正明「80年代アメリカ社会総論」
●粉川哲夫「80年代アメリカ映画のメディア的側面」
●川本三郎「『家に帰りたい』/80年代アメリカ映画の内向き志向」
●ピーター・バラカン「MTV時代と映画の関係/もう一つの映像シーン」
●大森さわこ「ニューヨーク・インディーズとストリートの“夏”」
●町山智浩「ハリウッドに見る80年代アメリカ映画界の様相」
●「アカデミー作品賞に見る80年代アメリカ映画界の様相」
●塚本晋也「サイバーパンクの衝撃」
●滝本誠「キング、ディック、ドクトロウ、バロウズという原作者の風景」
●北沢夏音「アメリカという青春群像」
●対談:山下敦弘×松江哲明「80年代映画のバラエティ感覚を語ろう!」
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出版社: 芸術新聞社
判型: 判型 : A5判 並製
頁数: 320ページ
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