【内容】
22歳(1969年)ロックグループをやめ、小さな書店を始めた著者の奮闘記。
置きたい本が入荷しない小さな店のもどかしさ。冊子『読書手帖』を作って客とふれあい、書店主同士で通信を作り交流。
再び歌手を始めるまでの22年間で学んだ大切なこととは。
文庫化にあたり、エッセイ8本と「早川書店」のブックカバー等を収録(絵=藤原マキ)。
第1章 ぼくは本屋のおやじさん(ぼくは商売に向いていない
なぜ本屋に欲しい本がないのだろう
本屋にはいろんな人がやってくる
リュック背負って本を買いに
ぼくの店は急行の停まらない駅みたいだ ほか)
第2章 書店日記
第3章 文庫版のために(父は僕の本を一二四冊買った
わいせつの方法
立ち読みについて
飴置きおばさんの話
いごこち ほか)
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早川 義夫(ハヤカワ ヨシオ)
1947年東京生まれ。歌手(1967〜69年)、元書店主(1973〜95年)、再び歌手(1994年〜)。著書に、『たましいの場所』『ぼくは本屋のおやじさん』(ちくま文庫)、『ラブ・ゼネレーション』(文遊社)などがある。アルバムに、《この世で一番キレイなもの》《花のような一瞬》《恥ずかしい僕の人生》《歌は歌のないところから聴こえてくる》《I LOVE HONZI》等がある。
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著者:早川 義夫
出版社:筑摩書房
判型:文庫版14.8 x 10.8 x 1.6 cm
頁数:256ページ
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