【内容】
短編小説の名手がアイルランドを舞台にして書いた傑作8編を収録
岸本佐知子さん
「トレヴァーは、肝心な一行を書かない。書かないことで、書く。すさまじい作家だ」
柴崎友香さん
「人生の断片が鋭く深く描かれていて、読み終えた後も彼らが自分の中で生きている気がする」
不倫の終わりに、老女の秘めた愛の深さを知る女を描いた「パラダイスラウンジ」、女性用下着のセールスマンが孤独の中で英雄的交響曲を夢想する物語「音楽」、土地を守る父の夢と、その代償を背負わされる娘の歳月を予見する「キャスリーンの牧草地」など、短編小説の名手が故郷アイルランドを舞台にして書いた傑作8編を収載。
解説 栩木伸明
【目次】
パラダイスラウンジ
音楽
キャスリーンの牧草地
第三者
トラモアへ新婚旅行
哀悼
見込み薄
女洋裁師の子供
よそ者としての小説家──アイルランド史の概略を含む訳者あとがき
【著者について】
ウィリアム・トレヴァー(William Trevor):1928年、アイルランドのコーク州生まれ。トリニティ・カレッジ・ダブリンを卒業後、教師、彫刻家、コピーライターなどを経て、60年代より本格的な作家活動に入る。65年、第二作「同窓」がホーソンデン賞を受賞、数多くの賞を受賞している(ホイットブレッド賞は3回)。短篇の評価はきわめて高く、初期からの短篇集7冊を合せた短篇全集(1992年)はベストセラー。現役の最高の短篇作家と称され、ノーベル文学賞候補にもたびたび名前が挙がった。長篇作に『フールズ・オブ・フォーチュン』(論創社)『フェリシアの旅』(角川文庫)『恋と夏』(国書刊行会)、短篇集に『聖母の贈り物』『アイルランド・ストーリーズ』『異国の出来事』『ふたつの人生』(以上小社刊)『密会』(新潮社)『アフター・レイン』(彩流社)などがある。2016年逝去。
栩木 伸明(とちぎ・のぶあき):1958年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランド紀行』(中公新書)、『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞受賞)、訳書にウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』『聖母の贈り物』(国書刊行会)、キアラン・カーソン 『シャムロック・ティー』『琥珀捕り』(東京創元社)、コルム・トビーン『ブルックリン』(白水社)、ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』(みすず書房)などがある。
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著者 : ウィリアム・トレヴァー
翻訳 : 栩木 伸明
出版社 : 筑摩書房(2026/10/13 )
版型 : 文庫判
ページ数 : 336ページ
サイズ : 14.8 x 10.5 x 1.4cm 336g
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販売価格 |
1,320円(内税)
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| 型番 |
cbbs617 |