【内容】
英語圏最高の短編作家、トレヴァーの傑作集を刊行開始
中島京子
「胸に残るおかしさとこわさと切なさ、そして奥深さ。 巨匠の凄腕を堪能しました。」
小池昌代
「トレヴァーを読む。すなわち、深淵と刺し違える。」
西加奈子
「人間に起こりうる「全て」のことを短編で描き切るなんて、一体どのような魔法なのだろう。」
英語圏最高の短編作家と称されるウィリアム・トレヴァーの傑作集。すれ違う言葉が織りなすおかしく切ない一日を描いた「ケーキを食べて酔っぱらった日」、幻想の自己像に囚われた男の滑稽さをグロテスクにあぶりだす「レイモンド・バンバーとミセス・フィッチ」など、新訳4編を含む全8編収載。20分の読書が、読者の世界観を静かに反転させる極上の短編の詰め合わせ。
解説 栩木伸明
【目次】
ケーキを食べて酔っぱらった日
レイモンド・バンバーとミセス・フィッチ
ミス・スミス
午後のダンスの集い
アトラクタ
秋の日射し
マルヴィヒルの形見
聖人たち
「本能的な小説家」登場 ── 少し長めの訳者あとがき
【著者について】
ウィリアム・トレヴァー(William Trevor):1928年、アイルランドのコーク州生まれ。トリニティ・カレッジ・ダブリンを卒業後、教師、彫刻家、コピーライターなどを経て、60年代より本格的な作家活動に入る。65年、第二作「同窓」がホーソンデン賞を受賞、数多くの賞を受賞している(ホイットブレッド賞は3回)。短篇の評価はきわめて高く、初期からの短篇集7冊を合せた短篇全集(1992年)はベストセラー。現役の最高の短篇作家と称され、ノーベル文学賞候補にもたびたび名前が挙がった。長篇作に『フールズ・オブ・フォーチュン』(論創社)『フェリシアの旅』(角川文庫)『恋と夏』(国書刊行会)、短篇集に『聖母の贈り物』『アイルランド・ストーリーズ』『異国の出来事』『ふたつの人生』(以上小社刊)『密会』(新潮社)『アフター・レイン』(彩流社)などがある。2016年逝去。
栩木 伸明(とちぎ・のぶあき):1958年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランド紀行』(中公新書)、『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞受賞)、訳書にウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』『聖母の贈り物』(国書刊行会)、キアラン・カーソン 『シャムロック・ティー』『琥珀捕り』(東京創元社)、コルム・トビーン『ブルックリン』(白水社)、ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』(みすず書房)などがある。
***************
著者 : ウィリアム・トレヴァー
翻訳 : 栩木 伸明
出版社 : 筑摩書房 (2026/8/7 )
版型 : 文庫判
ページ数 : 320ページ
サイズ : 14.8 x 10.5 x 1.3cm 127g
***************
※こちらの商品は当店最安のクリックポストで発送可能です。
※他にもご注文がある場合は、レターパックプラスや佐川急便をお選びください。